ヨハネはつえのようなはかりざおを与えられて、神の聖所と祭壇と礼拝者たちをはかるようにと命じられます。これはそれらのものが神の規準にかなうものとなっているかどうかを確認するものでもありました。
その尊い都は四二ヶ月の間、異邦人に踏みにじられ、汚されます。この四二ヶ月というのは三年半、または一二六〇日であり、7年の半分になります。これは悪が支配しているかのように見える期間がとても限られたものであることを指し示しています。
そのような中で二人の証人が立てられ、力をもって証しをします。この二人の証人については旧約聖書を代表するモーセとエリヤのことだという説や、終末に立てられる二人の証人たちだと言ったり、教会を指していると言ったりしますが、確かなことは分かりません。ただ人々は彼らを殺して喜ぶのですが、悪しき人々が勝ち誇ることはできません。主は彼らをよみがえらせ、天に引き上げられたのでした。どんなに悪が満ちても、主はそこにご自身の証人たちを立てられるのです。