パウロの三回目の伝道旅行で一番多くの時を用い、また一番重点的にその働きを進めたのはエペソの町でした。パウロがエペソに来た時、もうすでにそこにはバプテスマを受けた弟子たちがいました。ところがパウロがエペソにいた弟子たちと話をしているとどうも話がかみ合いません。パウロはその弟子たちに、「あなたがたは信仰に入った時、聖霊を受けたのか」と問いかけました。しかし、彼らは聖霊と言われても何のことだかさっぱり分かりませんでした。この人たちも前の章のアポロと同じように、ヨハネの名による悔い改めのバプテスマは受けていたのですが、主イエスの名によるバプテスマは受けていなかったのです。
今、教会では父なる神、子なるキリスト、聖霊なる神の三位一体の神の名によってバプテスマを施します。そして主イエスを信じて、バプテスマを受ける者に今も変わらずに聖霊が注がれているのです。